OTTIの基礎MBTI編⑤キャッチ機能の解説

親子で使える心理学実践家のアスモです。

今回はOTTIの基礎第5段、
キャッチ機能の解説をしていきます。

キャッチ機能って何?という人は、
以下の過去記事をご参照ください。

OTTIの基礎①4つの心理機能と2つの方向性

キャッチ機能は情報を受け取る機能で、
「感覚機能」と「直観機能」があります。

また、意識の方向性が内側か外側かで、
次の4つの心理機能に分類されます。

1 外向的直観
2 内向的直観
3 外向的感覚
4 内向的感覚

では、今回はこの4つの機能が
それぞれどんな特徴があり、
どんな働きをするかについて
お話ししていきます。

目次

外向的直観機能

外向的直観機能は意識の方向性が
外側を向いている心理機能です。

インスピレーションによって物事の
背景を読み取り、全体像を見渡す機能です。

外向的直観のキーワード

8つの心理機能にはそれぞれ、
特徴を分かりやすく表したキーワードが
存在しています。

様々な書籍やネット上にも同じような
情報が転がっていると思います。

なので、キーワードリストに私が
これまで観察してきた外的直観が
得意機能の性格タイプの人の特徴を
加味して紹介していきます。

グッと現実味を増して、日常生活での
実感が深くなると思います。

そして、あなたがこれから周りの人を
分析する上でのヒントになります。

では、以下のキーワードをご覧ください。

「よく紹介されるキーワード」
本質を見抜く、ひらめき、インスピレーション、
洞察、推測、賢い、機知、機微、多角的、
包括的、創造性、抽象的、理論的、可能性、
アイデア、概念、全体像、意味を捉える、
図形で考える、シンボル、多様性、
広い視野、知的好奇心、試行錯誤、
臨機応変、オープン、客観的、普遍的、
先入観なし、議論好き、ブレインストーミング、
チャレンジング、比喩、類似性、応用、
解決法、風変わり、奇抜、新規性、
新しい組み合わせ、法則、パターン認識、
傾向認識、イノベーション、創意工夫、
飽きやすい、興味が移ろいやすい、
チャーミング、遊び好き、新しい人間関係

「アスモの追加キーワード」
話が飛ぶ、ご都合主義、ポジティブな解釈、
大げさに語る、マシンガントーク

という感じでキーワードを追加させて
もらいました。

外向的直観機能の特徴が
現れやすいタイプ

外向的直観機能が目立ちやすいのは、
得意機能、バランス機能、価値観機能に
外的直観が入っている性格タイプです。

得意機能が外向的直観の性格タイプ:
ENTP、ENFP

バランス機能が外向的直観の性格タイプ:
ESTJ、ESFJ

価値観機能が外向的直観の性格タイプ:
ENTJ、ENFJ

この6タイプは外向的直観のキーワードに
出てくるような特徴が現れやすいです。

特に得意機能と価値観機能の人は
色濃く感じられることが多いです。

また、バランス機能に入っている人は、
振れ幅が大きく不健全な形で特徴が
出やすくなります。

では、次に内向的直観機能について
お話ししていきます。

内向的直観機能

内向的直観機能は意識の方向性が
内側を向いています。

様々な事象や現象、概念の共通点や
関連性をキャッチし、ひとつの
シンボリックなイメージに集約すると
言われています。

内向的直観機能のキーワード

「良く紹介されるキーワード」
ひらめき、インスピレーション、印象、
イメージ、集約、根源、シンプルマインド、
洞察、推測、内観、内的モデルとその洗練、
パラダイムシフト、超越、関係性、
相互作用の認識、影響の認識、現象の解釈、
経験の意味付け、シンボル、核心、確信、
パラドックス、統合、収束、アイデア、概念、
抽象的、理論的、一般化、普遍性、法則、
全体像、包括的、システムの理解、比喩、
パターン認識、傾向認識、予感、予期、
長期的視野、ビジョン、啓蒙、改革

「アスモの追加キーワード」
ネガティブ妄想、被害者意識

と言う感じです。

外向的直観と内向的直観の大きな違い

外向的直観と内向的直観の違いについて、
私なりの見解をお話ししていきます。

外向的直観と内向的直観はネガポジが
分かりやすいです。

本当に陰と陽という感じです。

外向的直観は明るく、ポジティブで、
様々なアイデアや可能性を見出し、
それを良く外側に表現します。

内向的直観は、ネガティブで
直観機能で捉えたイメージを
あまり外側に表現しません。

すっごくシンプルにまとめると、
外向的直観はいつも楽しそう、
内向的直観はいつも悩んでいる。

という雰囲気です。

まずは、こう言う風にざっくりと、
キーワードや雰囲気を掴むことが大切です。

日常生活でいろんな人を観察し、
心理機能を見抜く感覚を
身につけてみてください。

内向的直観機能の特徴が
現れやすいタイプ

内向的直観機能の特徴が
現れやすいタイプは、得意機能、
バランス機能、価値観機能に
内向的直観が入っている性格タイプです。

得意機能が内向的直観の性格タイプ
INTJ、INFJ

バランス機能が内向的直観の性格タイプ
ISTP、ISFP

価値観機能が内向的直観の性格タイプ
INTP、INFP

特に得意機能と価値観機能が内向的直観の
性格タイプは特徴が色濃く出る傾向があります。

INTJ、INFJ、INTP、INFPの4タイプは、
かなり暗い雰囲気の人が多い印象です。
(あくまで個人的な見解ですが・・・。)

外向的感覚機能

次に外向的感覚機能の特徴について
お話ししていきます。

外向的感覚は意識の方向性が
外側に向かっています。

五感を通じて外界にあるものを
ありのまま詳細に受け取る機能です。

本能的、現実的、動物的な
機能でもあります。

外向的感覚のキーワード

「よく紹介されるキーワード」
本能、五感、現実的、敏感、繊細、
刺激を求める、好奇心、リスクを取る、
自由を求める、開放的、物理的環境、
変化、詳細、気づく、今この時、この瞬間、
スリル 、機会を逃さない、タイミング、
物質的利益、浪費、乗り物、道具、気概、
行動、素早さ、詳細を認識、観察、経験、
体験、実演、衝動、手作業、肉体労働、
魅せる、見せびらかす、没頭

「アスモの追加キーワード」
ノリが良い、目立ちたがり、浮気性、
飽きっぽい、いろんな事に手を出す、

と言う感じでまとめてみました。

外向的感覚の特徴が
現れやすいタイプ

外向的感覚が得意機能、バランス機能、
価値観機能に入っている性格タイプは
特徴が現れやすいです。

得意機能に外向的感覚が入っているタイプ
ESTP、ESFP

バランス機能に外向的感覚が入っているタイプ
ENTJ、ENFJ

価値観機能に外向的感覚が入っているタイプ
ESTJ、ESFJ

特に得意機能と価値観機能に外向的感覚が
入っているタイプは特徴が色濃く出る
傾向があります。

また、バランス機能に入っている人は、
振れ幅が大きく不健全な形で特徴が
出やすくなります。

内向的感覚機能

内向的感覚は意識の方向性が内側を
向いた感覚機能です。

五感を通じて外部の情報を受け取る
とともに、体の内側から情報をキャッチし、
過去の記憶を想起する機能です。

内向的感覚のキーワード

「良く紹介されるキーワード」
習慣、馴染み、歴史、伝統、文化、既存、
規範、信頼、粘り強い、仕事を終わらせる、
詳細、記憶、連想、現実、イメージ、経験、
過ちを繰り返さない、注意深い、ミスを避ける、
慎重データを良く見る、保存、備え、安定、
郷愁、懐かしさ、いつもと同じ道、質実剛健、
義務、誠実、忠誠、従順、保護、守備、安全、
ガイドライン、古くからの親友、身体感覚、
自己の存在感覚

「アスモの追加キーワード」
労力やお金を出し惜しみする、変化を嫌う、
新しいことをしたがらない、むっつりスケベ

という感じです。

内向的感覚の特徴が
現れやすい性格タイプ

内向的感覚が得意機能、バランス機能、
価値観機能に入っている性格タイプは
特徴が現れやすいです。

得意機能に内向的感覚が入っているタイプ
ISTJ、ISFJ

バランス機能に内向的感覚が入っているタイプ
INTP、INFP

価値観機能に内向的感覚が入っているタイプ
ISTP、ISFP

特に得意機能と価値観機能に内向的感覚が
入っているタイプは特徴が色濃く出る傾向が
あります。

また、バランス機能に入っている人は、
振れ幅が大きく不健全な形で特徴が
出やすくなります。

外向的感覚と内向的感覚の大きな違い

外向的感覚と内向的感覚の大きな
違いを一言で言うと、「刺激を求めるか、
安定を求めるか」という感じです。

外向的感覚の場合は、
「新しい刺激を求め、変化を好む」
傾向があります。

内向的感覚の場合は、
「安定を求め、変化を嫌う」
という傾向があります。

外向的感覚は強く出過ぎると、
リスクを取りすぎる傾向があります。

内向的感覚の場合は強く出過ぎると、
リスクを一切取らず同じような日常を
ただひたすら繰り返すという感じになります。

バランスが大事

内向型のキャッチ機能、
外向型のキャッチ機能どちらが
優れているとか劣っているという
事ではありません。

どちらのキャッチ機能を得意機能や
価値観機能に持っていたとしても
外向と内向のバランスが重要というのが
OTTIの考え方です。

外向的キャッチ機能に偏ってしまえば、
変化、刺激、新しいアイデアなどを
追い求め、長期的に何かを継続し、
形にすることができなくなってしまいます。

一方で内向的キャッチ機能に偏って
しまえば、変化を嫌い、新しい挑戦をせず、
惰性で日々を生きる事になってしまいます。

得意機能や価値観機能はあなたの強み
なので、それを活かしていくことは
大切ですが、サポート機能やバランス機能の
働きも意識してみて人格全体として内外の
バランスを取ろうと意識することが大切です。

今回のワーク

それでは、今回のワークです。

以下の質問に答えてください。

①あなたがこれまで接したことの
 ある人物で外向的直観の特徴が
 強く現れていた人を1人書き出してみる

②あなたがこれまで接したことの
 ある人物で内向的直観の特徴が
 強く現れていた人を1人書き出してみる

③あなたがこれまで接したことの
 ある人物で外向的感覚の特徴が
 強く現れていた人を1人書き出してみる

④あなたがこれまで接したことの
 ある人物で内向的感覚の特徴が
 強く現れていた人を1人書き出してみる

家族、友人、会社の同僚や上司など
今まで接してきた人と今回紹介した
各機能のキーワードを照らし合わせて
みてください。

こういうワークも回数をこなしていくことで、
だんだんと人の心理機能をみる目を養って
いくことができるので、是非、チャレンジ
してください。

ではでは。

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