OTTIの基礎MBTI編③4つのアルファベットの意味

親子で使える心理学実践家のアスモです。

人の性格タイプを見抜く方法を知りたいですか?

性格タイプが分かると、相手の強みや弱み、
どんなことを好んでどんなことを嫌がるかなどの
傾向が掴めるようになっていきます。

そうすれば、その相手とのコミュニケーション
も楽になっていきますよね。

無駄な争いや行き違いを避けることが
できるようになり、人間関係がずいぶん
楽になっていくのです。

もちろん、自分自身の性格タイプを正確に
割り出すことができるようになれば、
適性や力を発揮できる人生の方向性を
知ることもできます。

目次

超重要!アルファベットの組み合わせ

そこで、大事になってくるのがMBTIで
活用されている性格タイプを表す4つの
アルファベットの組み合わせです。

OTTIの基礎③で紹介したように、
16タイプの性格はそれぞれ異なる
アルファベット4文字が割り当てられています。

ENTP、ENFP、ESTP、ESFP、
ENTJ、ENFJ、ESTJ、ESFJ、
INTP、INFP、ISTP、ISFP、
INTJ、INFJ、ISTJ、ISFJ

実は、それぞれのアルファベットには
意味があるのです。

1文字目は必ずEかIが入ります。
Eは外向的、Iは内向的を表現しています。

2文字目は必ずNかSが入ります。
Nは直観、Sは感覚を表現しています。

3文字目は必ずTかFが入ります。
Tは思考、Fは感情を表現しています。

4文字目は必ずPかJが入ります。
Pは知覚型、Jは判断型を表現しています。

つまり、ENTPであれば…

E=外向的
N=直観
T=思考
P=知覚型

外向的であり、直観機能と思考機能が
得意な知覚型の性格タイプだということを
アルファベット4文字で表現しているという
ことなのです。

この考え方を理解すると、人の性格タイプを
割り出すため重要なものさしの1つを手にした
ことになります。

では、この4文字のアルファベットを使って
どうやって人の性格を割り出すかを具体的な
事例を紹介しながらお話ししていきます。

人気マンガの主人公で考えてみよう!

今回は、大人気漫画「ナルト」の主人公、
うずまきナルトを例にしてみます。

ステップ1 EかIかを考える。

まず、E(外向的)かI(内向的)かを
考えてみます。

OTTIの基礎①でお話ししたように、
外側に意識が向かう態度を外向、
内側に意識が向かう態度を内向と呼びます。

つまり、ナルトくんの意識が外側よりなのか、
内側よりなのかを考えると良いです。

「ナルト」を読んだことがある人なら分かると
思いますが、ナルトくんは友人のこと、仲間のこと、
先生や師匠のことなどを中心に思考や感情を働かせて
いることが良く分かりますよね。

その結果、友人関係も幅広いですし、
多くの登場人物から愛されていますよね。

なので、ナルトくんの意識的態度は外向的だと
考えることができます。

ステップ2 NかSかを考える

次に、N(直観)かS(感覚)かを考えてみます。
直観と感覚は共にキャッチ機能でしたね。

つまり、情報をどのようにキャッチ
するかの違いです。

そして、直観機能は目に見えない情報、
直接関連性のない情報をキャッチします。

S(感覚)は目に見える、五感で捉えられる
情報をキャッチします。

もちろん、みんなどちらの機能も使って
いるのですが、どっち寄りかを考えてみます。

物語を読むと、ナルトくんは常に未来の
可能性を見て生きていると私は分析しています。

不遇な境遇に生まれ、数々の困難が降り
かかってくるにもかかわらず、常に未来に
希望を抱いて生きています。

現状の延長線上にはない未来をイメージし、
突き進んでいくのです。

なので、N(直観)タイプだと考えられます。
もちろん、逆に過去と現状の延長線上には
ないようなネガティブなイメージを持ちやすい
N(直観)タイプもいますが、その話は追々
するとして…。

ポジティブにせよネガティブにせよ、
N(直観)タイプは今現在目の前に現れている
世界よりも、イメージや未来のことを中心に
情報をキャッチしているものです。

ステップ3 TかFかを考える

次に、T(思考)かF(感情)かを考えてみます。

思考と感情は共にジャッジ機能でしたね。

思考タイプは基本的にロジカルに物事を
分類して考える傾向にあります。

感情タイプは基本的にエモーショナルに
物事をジャッジします。

これも、漫画を読んでもらうとすぐに
お分かりいただけると思いますが、
明らかにF(感情)タイプです。

ナルトくんが冷静に理詰めで話したり、
考えたりする描写は作中に皆無だと思います。

ステップ4 PかJかを考える

最後に、P(知覚型)かJ(判断型)かを
考えてみます。

P(知覚型)は基本的に柔軟で、状況の
変化に対応しやすいタイプです。

一方で事前に入念に計画を立てて準備をしたり、
一つのことをやり抜くのが難しかったりもします。

J(判断型)は、基本的に計画を立てたり、
準備をしたり、決めた通りにやり抜くことが
好きなタイプです。

逆に融通が効かなかったり、変化への対応が
苦手だったりもします。

私の個人的な経験からいくと、Pに偏った人は
あっけらかんとした印象で、Jに偏った人は
ピリッとした少しヒステリックな印象があります。

ナルトくんは基本的に状況の変化に対して
柔軟に対応して人生の荒波を乗り越えていきます。

計画を立てて入念に準備したり、計画通りに
やる抜くという感じではありません。

なので、ナルトくんはPタイプだと分析できます。
ここまでの内容を踏まえて総合的に考えると、
ナルトくんの性格タイプはENFPだという
結論に至りました。

もちろん、分かりやすく説明するために
結論に至るまでの思考回路はかなり
省略して書いています。

4つのアルファベットのあたりをつけて、
得意機能は何か、サポート機能は何か、
バランス機能は何か、苦手機能は何かなど、
個別の機能を分析していくことで精度は
高まっていきます。

慣れてくると、いろんな漫画キャラや
有名人の性格タイプを分析するとか、
家族や友人、仕事関係の人を分析するなど、
日常生活でもいろいろ楽しめるようになります。

OTTIの思考回路を身につけるためにも、
日常生活でどんどん使ってみてください。

注意!決めつけないこと。

でも、人の本当の性格タイプはその人と
ある程度深く関わって見ないとわからないものです。

実際に喋ってみて一緒に時間を過ごしてみて
少しずつ良くわかってくるものです。

診断テストの結果や分析の結果があとになって
間違っていたと気づくことも多いのが現実です。

有名人やアニメキャラを分析したサイトが
いくつもネット上にありますが、人物によっては
いろいろと意見が分かれていたり、評価が定まって
いなかったりもします。

なので、○○というのは○○○○タイプなんだ
という情報を見つけたからといって、それを
すぐに信じ込んだりせずに自分で考える癖を
つけると良いと思います。

そして、「関わってみないと分からない」
ということを念頭において、有名人やキャラは
娯楽やモチベーション向上のためのツールとして
捉えて楽しむのが良いでしょう。

今回のワーク

ということで、今回のワークです。

以下の質問について考えてください。

①あなたはEタイプですか?Iタイプですか?

②あなたはNタイプですか?Sタイプですか?

③あなたはTタイプですか?Fタイプですか?

④あなたはPタイプですか?Jタイプですか?

⑤ ①~④の質問を使って、あなたの好きな
  有名人やキャラクターの性格タイプを
  考えください。

是非、日常的に4つのアルファベットで
人の性格タイプを考えるという癖をつけて
みてください。

慣れてくるとだんだん楽しくなってきますよ。

何事も楽しみながら実践していくことが大切です。

ではでは。

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