ESTP②自我の発達段階

2021 5/14

5月 14, 2021 12月 14, 2024

親子で使える心理学実践家のアスモです。

実は、16パターンの性格タイプそれぞれで、
自我の発達ステージごとに異なる特徴が
あると聞いたら知りたいですか？

「そもそも、自我の発達ステージってなんですか？」
という人は、まず、下記の記事をご覧ください。

自我の発達段階にはステージ１から
ステージ７まであると言われていて、
それぞれの性格タイプで独自の
特徴が見られるのです。

それでは、今回はESTPの自我の
発達段階について紹介していきます。

ESTPの自我の発達段階

ステージ１　自分以外は全て敵

得意機能である「外向的感覚」も
未熟な状態で、次のような特徴が
見られます。

・カオス、無秩序
・無礼で攻撃的
・快楽主義
・人の話を聞かない
・強引で無神経
・退屈になると場を混乱させようとする
・周りをバカにし、あざ笑う
・他人に恥をかかせようとする

ステージ１の時に心身の疲労や
ストレスが過剰に掛かった場合は、
次のような状態に陥ります。

・駄々をこね、攻撃的になる
・命知らず、向こう見ずな行動を取る
・義務を果たさなくなる
・犯罪を犯そうとする
・わざと相手を怒らせようとする
・暴飲暴食する
・混乱し、自分を制御できないことを認めない
・非現実的で壮大なビジョンを掲げる
・未来に強い恐怖を感じ始める
・目の前の現実が分からなくなる

ステージ２　仲間を持ちたい

ステージ２では、自分と似た特性を
持つ人たちと仲間になって、
力を持ちたいと考え出します。

ESTPの場合は次のような
特徴が現れます。

・回りから楽しい人、仕事のできる人と
　思われたいというエゴが強くなる
・必要以上に注目を浴びようとする
・リーダーにはなりたくないが、
　中心人物になりたいと思う
・自分や周りの感情が理解できない
・自分自身のモチベーションが理解できない
・周囲の反応を理解できない
・自分と違う考えを持つ人を強く非難する

ステージ３　自我への気づき

ステージ３からは徐々に自分という
存在を客観視できるようになってきます。

この状態では、次のような
ポジティブな特徴も見られるように
なります。

・臨機応変でエネルギッシュ
・問題に反応し始める
・なんでもできるという態度を取る
・モチベーションが高い
・物事の詳細情報によく気がつく
・行動的で社交的かつ、実務的
・自分のできることを見せびらかす

一方で次のようなネガティブな
特徴も見られます。

・我慢弱い
・いつもソワソワして落ち着きがない
・人に対する感謝がない
・集中力がない
・頑固で傲慢
・仕事を完了させようという
　モチベーションがない
・衝動的にスリルを追い求める
・自分の行動の悪いところが分からない、
　もしくは、無視する
・自分の限界を認めない
・決まっているルールを勝手に変える

また、自分とは異なる感情タイプ
（Fタイプ）や直観タイプ（Nタイプ）
に対しては、次のような批判的な
視点を持つようになります。

「感情タイプに対して・・・」
・弱い
・主観的

「直観タイプに対して・・・」
・非現実的

ステージ４　成長を求める

ステージ４では自分の強みに
気づき始め、それを伸ばしていくことで
人生をより良くしていくことができる
ということに気が付き始めます。

ESTPは次のようなポジティブな
特徴が見られるようになります。

・観察力を発揮する
・現実的で実用的
・分析的で行動的
・目の前に現れる要求に対して、
　敏感になる
・慎重にリスクを取り始める
・物事に熱心に取り組み始める
・人を受け入れ始める
・大きな決断を取り始める
・肉体を使って他人を救い始める
・周りを現実的、実務的に応援する

また、次のような自分自身の弱みにも
気づき改善を試みるようになります。

・長期的な思考ができない
・隠れたパターンや裏側の意図が
　分からない
・パターン認識が苦手
・一人で仕事をするのが苦手
・ルーティーン、習慣が苦手

また、感情タイプ（Fタイプ）や
直観タイプ（Nタイプ）の認識や
判断にも興味を持つようになります。

周りを理解したいという気持ちが強くなり、
周囲からの反対意見やアドバイスを
受け入れ始めます。

ステージ５　弱点と向き合う

ステージ５は自分の弱点や弱みに
向き合い、積極的に克服を試みる
ステージです。

ESTPは次のような特徴を
示すようになります。

・問題を解決し始める
・人間関係の摩擦を解決できる
・適応能力を発揮し始める
・リラックスし始める
・洞察力を発揮し始める
・気配りができる
・フェアになる
・遊び心が生まれる
・エネルギッシュ
・行動、発言、結果に責任を持ち始める
・意味、目的のある集中した行動を
　取り始める
・熟考することに心地よさを感じ始める
・周囲に的確なアドバイスができる
・他人のニーズを正確に理解する

という感じで、ステージ５では、
弱点の克服にフォーカスすることで、
様々なポテンシャルが引き出される
ようになります。

ステージ６　統一・統合

ステージ６では、思考・感情・発言・行動の
ズレが少なくなり、誠実な状態で
人生を生きられるようになってきます。

ESTPの場合も次のようなポジティブな
特徴が見られるようになります。

・並外れた問題解決能力を発揮する
・臨機応変で機転が利き知恵が回る
・適応能力が人並み外れている
・独創力がつく
・複雑なことをシンプルにまとめる
・システムを改善しみんなが楽しんで
　活動できるチームを作る
・チームのモチベーションを高めて
　ポジティブに応援できる
・賞賛や注目を浴びるエゴが消える
・エキサイティングな刺激を求めたり、
　注目を浴びることなく、楽しんで
　人と付き合うことができる
・計画性を持ち始める
・未来への恐怖が小さくなる
・未知のことへの好奇心を持ち始める
・優先順位を持ち始める
・自分の直観を感じたり、心の声を
　聴き始める

ステージ７　自我の超越

ステージ７では自我を超越し、
多角的な視点で世界を見ることが
できるようになります。

ESTPには次のような特徴が
見られるようになります。

・注目を集めたり、賞賛を浴びたり、
　エキサイティングな人生を生きることは
　自分のエゴだと気づく
・周りとの違いを受け入れ、
　異なる視点に価値を持つ
・まだ見えない先のことを重要視する
・極端な考え方が消え、様々な
　視点から物事を考えられる
・五感、直観、思考、感情を
　バランス良く使うことができる

自我が健全に成長していけば行くほど、
人の考えや物の見方、生き方などを
多角的な視野で見ることができ、
多くのことを受け入れることが
できるようになっていきます。

そうすることで、自分自身も
生きることが楽なっていき、
多くの人の協力も得られるようになり、
結果として大きな目標も達成
できるようになるのです。

自我を発達させる方法

ステージ１〜ステージ７の自我の
ステージを見てどう感じましたか？

あなたは今どの自我のステージにいますか？

このブログを読んでいるということは、
ステージ４〜５の人が恐らく多いと思います。

でも、実は下のステージでの自我の
課題をクリアできずにズルズルと
引きずってきてしまっている
パターンも多いです。

でも、大丈夫です。

今からお伝えするステップを活用すれば、
自我の欠落点を埋め、日々成長し続けていく
サイクルに入ることができるようになります。

それでは、自我の発達のための
具体的ステップを紹介します。

ステップ１　自分が抱えている問題点を書き出す

人生で目の前に現れてくる問題は、
実は自我が引き起こしていることが多いです。

なので、今あなたの目の前に現れている
問題を書き出すことは同時にあなたの自我を
見つめることになります。

・お金の問題
・人間関係の問題
・健康の問題
・仕事の問題
・家族の問題　etc…

あなたの心に引っかかっている問題を
全て紙でもスマホでもパソコンでも
良いので書き出してみてください。

ステップ２　なぜ、その問題が起こるのかを考える。

ステップ１で書き出した問題が
なぜ発生しているのかをそれぞれ
考えてみましょう。

例えば、お金の問題で借金がある
という人はなぜ借金があるのかを
考えてみます。

借金がある
↓
なぜ借金があるの？
↓
お金を使いすぎてしまった
↓
なぜお金を使いすぎてしまったの？
↓
欲しいものがあった
↓
なぜ借金で買ったの？
↓
我慢できなかった
↓
なぜ我慢できなかったの？
↓
仕事のストレスを解消したかった
↓
なぜ仕事でストレスが溜まっているの？
↓
上司との人間関係がうまくいっていないから
etc…