三層構造脳コミュニケーション術

親子で使える心理学実践家のアスモです。

人と上手くコミュニケーションが
取れず、しっくりいく会話ができないと
悩んでいませんか?

実は、この記事で紹介する脳の3層構造を
活用したコミュニケーション術を実践すると、
誰とでも簡単に打ち解けられるようになります。

なぜなら、私もそれを意識して日々生活を
するようになってから劇的にコミュニケーションが
改善され、相手が初対面の人であっても、
話が弾むようになったのです。

この記事では、脳の3層構造を活用した
コミュニケーションのポイントを
紹介していきます。

この記事を読み終えると、あなたの
コミュニケーションスキルは劇的に
レベルアップします。

目次

ポール・マクリーンの「三位一体脳モデル」

アメリカ国立衛生研究所という
すごい研究機関で働いていた
ポール・マクリーン博士が提唱したのが、
「三位一体脳モデル」という理論です。

かいつまんで説明すると、人間の脳は、
「脳幹」「大脳辺縁系」「大脳新皮質」
に分かれ3層構造になっているというものです。

で、脳幹部分は爬虫類脳や反射脳、
大脳辺縁系は哺乳類脳や情動脳、
大脳新皮質は人間脳や理性脳と言われます。

これが三位一体のうモデルの超概要です。

性格タイプによって脳の良く働く部分が変わる

ここが三層脳コミュニケーションの
重要ポイントです。

人それぞれ得意とする脳の部位が
違うのです。

しかも、性格タイプによって一定の
パターンがあります。

例えば、MBTIでいう「感情機能」が
得意機能や価値観機能に入っている
性格タイプの人は情動脳が良く
働きます。

「思考機能」が得意機能や価値観機能に
入っている性格タイプの人は、理性脳が
良く働くのです。

それから、「感覚機能」が得意機能や
価値観機能に入っている人は反射脳が
良く働きます。

という感じで、相手の性格タイプに合わせて、
「どの脳を狙ってメッセージを発するか」を
考えると、コミュニケーションが劇的に
上手になっていきます。

反射脳コミュニケーション

反射脳が強い性格タイプは
アクション、アクティビティに
関する話題に敏感です。

また、ノリの良い会話を好み、
流行にも敏感な傾向があります。

最近ハマっているアクティビティや
流行の音楽、芸能人の話題などを
ふってみると話が盛り上がります。

また、学習スタイルも体で覚えるのが
得意なので、もし、何かを教える際には、
「目の前でやって見せること」
「体験させて体で覚えさせること」を
意識すると良いです。

私の子供の一人もこの反射脳が強い
性格タイプなのですが、口でごちゃごちゃ
説明しても全然理解しません・・・。

でも、目の前でお手本を見せて、
この通りやってごらんと促すと、
びっくりするほど上手にできるように
なるんです。

この間は風船を膨らませることができず、
グズグズと泣きそうになっていたのですが、
言葉で風船の膨らませ方を説明しても
全然できませんでした。

でも、目の前で、風船を膨らませながら、
コツを伝えるとすぐにできるように
なりました。

子供だけじゃなく、大人でも反射脳が強い
性格タイプの人はデモンストレーションと
体験を通じてスピーディーに物事を学ぶ
傾向があります。

情動脳コミュニケーション

情動脳が強いタイプの人は、
共感を求めています。

軽い感じで、
「最近楽しかったことありますか?」とか、
「最近悩んでることありますか?」とか、
「最近びっくりしたことってありますか?」
など、相手の感情を引き出す切り口を作ると
良いです。

で、その感情を否定せずに、自分も
同じような感情を感じたエピソードを
共有すると話が盛り上がります。

情動脳が強い人は感情が動いた時の
ことを良く覚えています。

学校の授業でも好きな先生の授業は
良く頭に入るし、嫌いな先生の授業は
全然頭に入らないというタイプです。

教える時には意識的に褒めたり、
励ましたりすることや、相手の話を
良く聞いて共感することが大切です。

共感してくれたと思うとスッと心の
シャッターが開いて情報が入りやすく
なります。

理性脳コミュニケーション

理性脳が強いタイプの人は、
理屈やメカニズムの話が好きです。

仕事上のコミュニケーションなら、
最近のニュースなどの話題を出して、
「○○さんはどう考えますか?」みたいに
意見を聞いてみると盛り上がります。

最近読んだ書籍の話や興味深いと
思った情報などを引き出していくと、
どんどん話してくれるようになります。

教える時も「なぜそうなるのか?」
というメカニズムを伝えると、
すっと理解してできるように
なったりします。

私も理性脳が強いタイプなのですが、
小学校や中学校、高校の部活は
根性論的な指導の先生が多く、
あまり練習に熱中できませんでした。

大学時代に格闘技を始めたのですが、
その時の先生は理論派で、パンチや
キックの力の伝え方を力学的に教えて
くれたので、見る見るうちに上達する
ことができました。

「なぜ、そうなるのか?」という
理屈を覚えるとこのタイプは強いです。

まとめ

それでは、今回のポイントをまとめていきます。

・人間の脳は脳幹(爬虫類脳、反射脳)、
 大脳辺縁系(哺乳類脳、情動脳)、
 大脳新皮質(人間脳、理性脳)の
 3層構造になっている。

・性格タイプによってどの脳が
 強く働くかが違う。

・反射脳が強い人とはアクティビティや
 流行の話題が盛り上がる。

・反射脳が強い人はデモンストレーションを
 みて、体験させると良く学ぶ。

・情動脳が強い人には、感情を引き出し、
 共感することが重要。

・情動脳が強い人を教える時は楽しいと
 思ってもらえたり、好きになって
 もらうことが大切。

・理性脳の人には自論を話してもらうと
 盛り上がる。

・理性脳の人は「なぜ、そうなるのか?」
 という仕組みを理解すると良く学ぶ。

今回のワーク

それでは、恒例のワークです。

①あなたの周りの人で反射脳が
 強い人を書き出し、その人と
 どんな話題で盛り上がったかを
 書き出す。

②あなたの周りで情動脳が強い人を
 書き出し、その人とどんな話題で
 盛り上がったかを書き出す。

③あなたの周りで理性脳が強い人を
 書き出し、その人とどんな話題で
 盛り上がったかを書き出す。

今回の内容を意識して日常生活に
取り入れて使ってみてください。

どんどんといろんなタイプの人と
幅広くコミュニケーションが取れる
ようになっていきますよ。

ではでは。

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