親子で使える心理学実践家のアスモです。
頭を良くする方法を知りたいですか?
頭を良くする方法として最もお勧め
したいのが速読です。
今回は私がかつて実践してきた速読方法と
その結果得た結果についてお話ししていきます。
この記事を読むとあなたもきっと今すぐ
本を読んで試してみたくなると思います。
そして、すぐに効果を実感して
もらえると思います。
「あれ、なんかいつもより早く
読めている気がする!」
「いつもより本の内容がスッと
頭の中に入ってくる!」
そんな爽快感を感じて、
もらえるようになります。
親が本をたくさん読むようになると
子供にも良い影響がいっぱいあるので、
その辺りもお話ししたいと思います。
速読の科学的効果
「あー、もっと早く本を読めるようになりたい!」
と思っている人は世の中にたくさんいると思います。
かくいう私もその一人でした。
速読ができたらもっと楽に勉強ができて、
学校の試験も簡単になるのに・・・。
いろんな知識を素早くインプットして
有能な人間になれるのに・・・。
そんな思いから、実は、中学生くらい
から速読に関する様々な書籍や教材を
研究し、速読を身につけるに至りました。
ですが、科学的な研究では、速読の効果が
否定されていたりもします。
例えば、2016年にカリフォルニア大学から
発表されているレビュー論文が良い例です。
その内容を大まかにまとめると次の3点に
結論は絞られます。
①目の使い方を訓練するのは無意味。
全体の読書時間の中で目の動きの重要性は
10%以下なので、目の使い方の訓練は無駄。
②潜在意識に本の内容をインプットすることは
できない。人間の脳は同じ文章を何度か読み
返しながら理解を深める構造になっている。
パラパラめくっても理解度は低くなる。
③2008年に速読大会でチャンピオンになった
人物に「ハリー・ポッター」最新刊を読んで
もらう実験では、ストーリーを全く理解
できなかった。
という感じで、真正面から速読の効果を
否定するような論文が出ています。
一方で速読時の脳波を測定した実験では、
通常の黙読時には脳の左半球(左脳)の
活性度がたかまり、速読時には脳の両半球
(右脳と左脳)が活性化するという研究も
あります。
百歩譲って速読という高速度の文字情報の
処理・理解が不可能だったとしても少なくとも、
脳を活性化する作用はあるのです。
また、ケンブリッジ大学など海外の
著名大学では書籍や論文を効率よく
読みこなしていくテクニックとして
速読が教えられていたりもします。
なので、科学的には効果がないという
研究もあるし、脳の活性化に効果が
あるという研究がある。
海外の一流大学では速読のテクニックが
教えられている。
というスタンスがまずはニュートラルな
捉え方だと思います。
私が長年速読を実践してきた上での結論
で、私がこれまで実践してきた
速読の話に入ります。
右脳的な速読(パラパラめくって
イメージで捉える系)も、
左脳的な速読(理解度を落とさずに、
読むスピードを上げる系)も両方
合わせると読んだ本は100冊、
欠けたお金は100万円はくだらないと
思います。
フォトリーディングの講座も
受講しましたし、怪しげな速読の
教材もいろいろと試しました。
で、その結果たどり着いた結論は・・・
①目的に応じていろんな本の読み方を
使い分けること。
②必要な情報を効率よく抜き取る
速読は誰にでも実践可能
③右脳速読系は信じるか
信じないかによる
という感じで捉えています。
では、この3点について少し詳しく
お話ししていきます。
①目的に応じていろんな本の読み方を
使い分けること。
実は、本の読み方っていろいろあるんです。
日本の学校教育では基本的に「音読」か
「黙読」くらいしか教わらないです。
でも、例えば、『本を読む本』という
読書法の古典的な名著では、次の4つの
読書法の解説がされています。
1 初級読書
文章に書いてあることをそのまま理解する読書。
2 点検読書
これから読もうとしている本が時間を
割いて読む価値のある本なのかどうかを
判断するための読書。
3 分析読書
対象となる本を深く読み込み、
確実に知識として蓄えるための読書。
4 シントピカル読書
特定のテーマや問題について研究を
行う際に取り入れる読書。
という感じで『本を読む本』に書かれている
だけで4つのスタイルの読書法があります。
読書法の世界的な名著です。
他にもフォトリーディングだったら、
「スキャニング」「スキミング」
「スーパーリーディング」
「ディッピング」
「フォトリーディング」など
複数の種類の速読法を組み合わせます。
大切なのは、
「その本を何のために読むのか」
という目的意識です。
娯楽のための読書なのに、
速読法を駆使してやたら早く
読んでも面白くないと思います。
ストーリーや著者の息遣い、言葉遣いを
吟味しながら楽しむための読書なら
楽しめるような読み方をすれば良いのです。
効率的に情報を処理したいなら、
目的に応じた内容を本の中から
選び出し、そこを記憶に残し、
使いこなせるようになったら
良いのです。
このように世の中には様々な読書法が
あるので、本を読む目的に応じて使い
分けると良いというのが私の考えです。
②必要な情報を効率よく抜き取る
速読は誰にでも実践可能
これは、恐らくやり方を理解すれば、
1時間〜2時間くらいで誰でも効果を
実感できるレベルになると思います。
実は、雑誌を読むときやネットサーフィンを
する時は無意識に誰でも行っている
ことです。
例えば、ファッション雑誌を読むときに、
「次はどんな髪型にしようかな。
お手本になる髪型を見つけたいな。」
という時に、恐らくあなたも、
雑誌の目次を見て髪型が特集されている
ページを見つけるか、パラパラっとめくって
髪型が乗っていそうなページを見つけようと
すると思います。
これが目的を定めた速読なのです。
雑誌を1ページ1ページ全ての文字を
読み込んで全ての内容を正確に理解
しようとする人は少ないと思います。
この雑誌を読む感覚で文字だけの本を
読めるようになると「情報を効率よく
抜き取る読書」ができるようになって
いきます。
ネットサーフィンをする時も、
知りたい情報に繋がりそうなキーワードで
検索しますよね。
先ほどの雑誌の例と同じで、
「次はどんな髪型にしようかな。
お手本になる髪型を見つけたいな。」
と思って検索窓に言葉を入れますよね。
あなたが次に試したい髪型が、ボブなら、
「ボブ ヘアスタイル おすすめ」とか、
「ボブ ヘアスタイル 有名人」とか、
「ボブ ヘアスタイル20代」とか、
あなたの欲しい情報がヒットするような
キーワードを組み合わせて検索すると思います。
この感覚も「必要な情報を効率よく抜き取る
速読」に通ずるものがあります。
ポイントは目的を定めてキーワードを
設定し、必要な情報が書いてある場所を
見つけてそこを読み込むことです。
これだけで、8割りの読書時間を
カットすることができます。
③右脳速読系は信じるか
信じないかによる
右脳系の速読(パラパラぱらっと
本をめくり画像やイメージとして本の
内容を捉える系の速読)は効果が
実感しづらいです。
でも、私は全否定はしません。
完全な理解を伴った右脳系の速読は
私自身は正直にいうとできません。
でも、サヴァン症候群的な能力で
世の中にできる人はいると思います。
ですが、フォトリーディングの技術の
一つである「ダイレクトラーニング」は
私も効果を実感しています。
ざっくりと方法をいうと、
例えばダイエットが目的なら、
ダイエットに関する本を10冊から
20冊選んで購入し、一定の期間
(1ヶ月ほど)毎日パラパラと
めくります。
詳しいやり方はフォトリーディングの
公式本でご確認ください。
1冊1分でめくるとすると、
毎日10分〜20分の時間で済みます。
これだけで痩せた人がかなり
いるそうです。
実際に私も試してみましたが、
1ヶ月で2〜3キロは体重が減りました。
というのもこの方法は科学的にも
効果を論じることができます。
が、そこは今後の大人の能力開発
カテゴリーの記事で詳しく説明します。
(目標達成や夢を叶える方法に
通じる科学的な理論です。)
一言で効果が出るカラクリを言うと、
「キーワードが何回も目に入るだけで
意識が変わっていくから自然と効果が出る。」
と言うことです。
詳しいメカニズムの説明はまた、
今後の記事の更新を楽しみに待って
いてください。
初心者向け速読法
では、初心者向けの速読法を
3つ紹介します。
1 ハイスピードツイート・リーディング
これは、私の恩師の一人である
苫米地英人さんが、
『年収が10倍になる速読トレーニング』
という書籍で紹介している方法です。
直訳すると、「高速で呟く読書法」です。
この方法は単純で、本を読む時に
音読でできるだけ早く読むというものです。
自分の限界レベルの速さで音読し、
その限界領域を広げていくと言うものです。
速読法を学んでいない人は黙読時にも
頭の中で言葉を音声化して読みます。
なので、音声化の速度を早めると、
自然と本を読むのが早くなるのです。
書籍の中では様々な速読法が
紹介されていますが、今すぐ誰にでも
実践可能なのがこの方法です。
「とにかく早く音読する」この訓練を
毎日10分でも良いので継続すると、
本を読むのが早くなるだけでなく、
脳自体が活性化するので様々な
副次的効果を得ることができます。
音読についてもかなり深い科学的な
研究や私の実践体験があるので、
今後、紹介していきますね。
2 スキミング
英語でスキム(skim)とは、
「表面をかすめる」や
「読み流す」という意味です。
スキミングでは大意をつかむために
斜め読みをしたり、飛ばし読みをする
技術です。
縦書きの場合は横にざっと視点を
移す感じで「見る」と言う感じです。
何となく、文章全体の意味・雰囲気を
掴み取っていくわけです。
ちょっと練習が必要かもしれませんが、
全体像を薄く広く把握するという感じで
素早く流していけば良いです。
やればやるほど、コツが掴めてくるので、
是非、今日から試してみてください。
ちなみに、全体像をざっと把握すると、
後々深く読み込む時にも理解が深まり
やすくなります。
この辺りも脳科学的な根拠があるのですが、
また、どこかの記事で詳しく説明できればと
思っています。
3 スキャニング
スキャニングは必要な情報を
短い時間で効率的に探し出す
読み方です。
先ほど例で紹介した雑誌の読み方や
ネット検索の意識で本を読むやり方
です。
実際に使う時はスキミングでざっと
全体の本の大意を掴み、この本から
どんな情報を知りたいのかを決めます。
で、欲しい情報に関連しそうな
キーワードをスキミングしながら
見つけ出し、発見したらその周辺を
読んでいくという感じです。
慣れれば自分なりの読み方を
編み出して、スピードも自在に
変えられるようになると思います。
1のハイスピードツイート・リーディングは
脳の活性化にすごく役に立ちます。
2のスキミングと3のスキャニングは
情報処理の効率化にとても重宝します。
大学のレポートレベルであれば、
スキミングとスキャニングだけで
楽々必要な情報を集めることが
できるようになりますよ。
是非、お試しください。
親が本好きになると子供にもメリットいっぱい
実は、速読を練習することで
子育てにも良い影響が生じます。
基本的に子供は親の鏡です。
本好きな親の家庭に育った子供は
そうでない家庭に比べて本好きに
育つ傾向があります。
アメリカのカーネギーメロン大学の
研究では読書訓練を受けた子供は、
読書力だけではなく、脳が活性化し、
コミュニケーション能力も向上する
という結果が発表されています。
『将来の学力は10歳までの「読書量」で決まる』
という本も出版されているくらいです。
言語能力が高まることで、
読む力、聞く力、話す力、書く力が
高まるのです。
結果として学力が上がったり、
生きる力が伸びていったりするわけです。
どうしても読書が嫌だと言う子に
無理やり本を読ますのではなく、
率先垂範で親が本を読んでいる姿を
見せることが大切です。
私は速読でどう変わったか?
私は、中学生くらいから速読に興味を
持ち始め物事をどんどん効率的に
処理できるようになっていきました。
高校時代には、普段は全く家庭学習せず、
全教科のテストを一夜漬けで平均90点
以上の点数を毎回とっていました。
大学受験も塾に通わずに、
半年くらいの勉強で某国立大学に
合格しました。
この辺りまでは興味本位で試してみる
という感じだったのですが、それでも、
かなり地頭が良くなる効果を実感して
いました。
社会人になってからはさらに
仕事に必要な本を大量に速読で
読みこなすようになり、かなり、
情報処理速度が磨かれたと思います。
いつの間にかIQも上がっていたのか
分かりませんが、某高IQ団体のテストにも
合格しました。
某有名旧帝大の大学院に通いましたが、
難なく2年間で修士をとりました。
仕事の面でも、経験のない分野の仕事を
振られても、大量の文献や情報を処理し、
短期間で人並み以上にこなせるように
なりました。
苦手だなと思うことがあれば、
1カ月など期間を決めて特定の分野の本を
速読しまくり、克服するということも
できるようになったのです。
そんな経験もあり、私の中では
速読は能力開発の万能薬くらいの
感覚があります。
まとめ
では、今回の記事の要点をまとめてみます。
・速読の効果に関しては科学的には
否定的な意見も肯定的な意見もある。
・私のこれまでの速読経験上から
導き出した結論は3点
①目的に応じていろんな本の読み方を
使い分けること。
②必要な情報を効率よく抜き取る
速読は誰にでも実践可能。
③右脳速読系は信じるか
信じないかによる。
・初心者でも効果が実感でき、
役に立つオススメの速読方は3つ。
①ハイスピードツイート・リーディング
②スキミング
③スキャニング
・親が本好きになると子供も自然と
本好きになる確率が高い。
・子供の読書力が上がれば、学力、
コミュニケーション能力、文章力、
などがトータルで向上する。
今回のワーク
それでは、今回のワークです。
①ハイスピードツイート・リーディングを
10分間試してみる。
②スキミングのやり方をネットで調べて
試してみる。
③スキャニングのやり方をネットで調べて
試してみる。
④①〜③をやった時の感想を書き出してみる。
きっといつもの読書の時とは違う
脳の部分を使っているという感覚を
感じてもられると思います。
とにかく、スポーツのように
やればやるほど上達していきますので、
気長に継続していきましょう。
速読については、まだまだ書きたい
ことがたくさんありますので、
定期的に記事を発表していきます。
ではでは。
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