OTTIの基礎MBTI編⑧性格タイプ同士の相性

親子で学べる心理学実践家のアスモです。

性格タイプには相性があるって
知っていましたか?

相性については、諸説あるのですが、
私のこれまでの経験上、性格タイプの
相性は確実に存在していると思います。

そして、相性を的確に把握することで、
チームマネジメントや自己成長、
他者へのコーチングやアドバイスにも
大いに活用できます。

とにかく、性格タイプ同士の相性は
知っておいて損はありません。

目次

相性の組み合わせと解説

それでは、性格タイプ同士の相性の
組み合わせとその相性だとどんな
関係性になりやすいかを解説していきます。

1 同等

同等の相性になる組み合わせは
以下の通りです。

ESTJ×ESTJ、ENTJ×ENTJ、ESFJ×ESFJ、ENFJ×ENFJ,
ESTP×ESTP、ESFP×ESFP、ENTP×ENTP、ENFP×ENFP
ISTJ×ISTJ、INTJ×INTJ、ISFJ×ISFJ、INFJ×INFJ、
ISTP×ISTP、ISFP×ISFP、INTP×INTP、INFP×INFP

同等の相性になるのは同じ性格タイプです。

心理機能の並び順が同じなので、
物事のキャッチの仕方、ジャッジの仕方が
似ていて、お互いを理解しやすいです。

お互いに意図を汲み取りやすいので、
コミュニケーションもスムーズです。

その反面、摩擦が生じない分、
新たな発見や新たな展開が少ないまま
時間を過ごすことが多くなりがちです。

まるで自分を見ているかのように
相手を見ることができるので、
自分を客観視する良いきっかけになります。

2 準同等

準同等の相性になる組み合わせは、
以下の通りです。

INFP×INFJ、ISFP×ISFJ、
INTP×INTJ、ISTP×ISTJ、
ENFP×ENFJ、ESFP×ESFJ、
ENTP×ENTJ、ESTP×ESTJ

4文字のアルファベットの4文字目の
PとJが入れ替わったタイプが準同等です。
 
興味関心が似通っているので、
基本的にはコミュニケーションが
取りやすいです。

アルファベットだけを見るとJとPが
入れ替わっているだけですが、実は、
得意機能から苦手機能までの4つの
意識的に用いる機能は1つも
共通していません。

なので、共通となる話題はしやすいですが、
実際は全くことなるキャッチの仕方や
ジャッジの仕方をしている可能性が高いです。
 
この相性の相手とのコミュニケーションを
強いこの成長につなげるためには、
工夫が必要です。

メイン機能と価値観機能が
入れ替わった相手なので、
表面的に接する分には問題は
起こりません。

が、成長にも繋がりません。
 
成長につなげるためには、
相手の盲点機能に着目すると
良いです。

相手の盲点機能は自分の
苦手機能にあたります。
 
盲点機能は本当に的外れな
使い方をしてしまいがちです。

なので、自分の苦手機能は、
「ダメダメだったらあそこまで
 ひどくなるんだ気をつけよう」
という感じて相手の欠点から学び、
自分の欠点の改善に結びつけると
良いです。

参考までに、ESTJとESTPの
心理機能の並び順を示しておきます。

ESTJ    ESTP
外向的思考 外向的感覚 得意
内向的感覚 内向的思考 サポート
外向的直観 外向的感情 バランス
内向的感情 内向的直観 苦手
外向的感情 外向的直観 憧れ
内向的直観 内向的感情 盲点
外向的感覚 外向的思考 価値観
内向的思考 内向的感覚 いざという時

3 比較対象

比較対象となる組み合わせは、
以下の通りです。

ESTJ×ENTJ、ESFJ×ENFJ、
ENTP×ENFP、ESTP×ESFP、
ISTJ×INTJ、ISFJ×INFJ、
INTP×INFP、ISTP×ISFP

と言う感じで、JタイプはNとS、
PタイプはTとFのアルファベットが
入れ替わった組み合わせが
比較対象の相性です。

サポート機能とバランス機能が
お互いに同じなので、コミュニケーション
スタイルが似ていて、仲良くなりやすいです。
 
でも、得意機能が異なるので、
意見がぶつかり合った時には、
なかなか折衷案を見出すのが
難しい相性でもあります。

このタイプとのコミュニケーションを
自己の成長につなげるためには、
相手のサポート機能とバランス機能の
バランスを見ることです。
 
自分から見て相手の
サポート機能が強くなりすぎて
いるなら、バランス機能を使って
舵取りをします。
 
また、バランス機能が強く
出過ぎているならサポート機能を
使って舵取りをします。

すると、サポート機能と
バランス機能の程よい感覚が
掴めてくるようになります。

また、相手の成長をサポート
するためには、あなたが素直に
すごいと思う相手の長所を認めて、
そこを伝えてあげると良いです。

あなたの憧れ機能には相手の
得意機能が入っているので、
素直にすごいなと思う長所が
きっと見つかるはずです。

そこを素直に褒めてあげると、
相手は得意機能を使いやすくなり、
さらにコミュニケーションは
スムーズになりますし、お互いにとって、
良い成長、良い結果に繋がりやすいです。

参考までにISTJとINTJの
心理機能の並び順を載せておきます。

ISTJ    INTJ
内向的感覚 内向的直観 得意
外向的思考 外向的思考 サポート
内向的感情 内向的感情 バランス
外向的直観 外向的感覚 苦手
内向的直観 内向的感覚 憧れ
外向的感情 外向的感情 盲点
内向的思考 内向的思考 価値観
外向的直観 外向的直観 いざという時

4 そっくりさん

そっくりさんの相性になるのは、
以下の組み合わせです。

ESTJ×ESFJ、ENFP×ESFP、
ENTJ×ENFJ、ENTP×ESTP、
ISTP×INTP、INFJ×INTJ、
ISFJ×ISTJ、ISFP×INFP

という感じで、JタイプはTとFが、
PタイプはNとSが入れ替わった
組み合わせがそっくりさんの相性です。

得意機能が同じですが、
活躍のフィールドが違うので、
争いも少なくコミュニケーションも
うまくいきます。
 
また、互いのサポート機能が
相手の盲点機能にあたるため、
必然的にサポート機能を駆使する
ようになります。

結果として、お互いの得意機能と
サポート機能を使うようになり、
物事がうまくいきやすいですし、
お互いの成長に繋がります。

また、バランス機能がお互いの
価値観機能に入っているため、
バランス機能の使い方も学ぶことが
できるでしょう。
 
この関係性の弱点は苦手機能と
いざという時機能が共通している
というところです。

苦手機能が同じということは、
この2人のペアで行動しても、
苦手機能が足を引っ張り問題が
発生し、それを解決するのが
非常に難しいということです。

また、いざという時機能が
同じなので、どちらか一方が
いざという時機能を使い続ける
ような関係性の場合だと、
燃え尽きてしまう可能性があります。

参考までにISTP型とINTP型の
心理機能の並び順を載せておきます。

ISTP    INTP
内向的思考 内向的思考 得意
外向的感覚 外向的直観 サポート
内向的直観 内向的感覚 バランス
外向的感情 外向的感情 苦手
内向的感情 内向的感情 憧れ
外向的直観 外向的感覚 盲点
内向的感覚 内向的直観 価値観
外向的思考 外向的思考 いざという時

5 超自我

超自我となる組み合わせは、
以下の通りです。

ESTJ×ENFJ、ENFP×ESTP、
ENTJ×ESFJ、ESFP×ENTP、
ISFJ×INTJ、INTP×ISFP、
INFJ×ISTJ、ISTP×INFP

という感じで、1文字目・4文字目が
共通で、2文字目・3文字目がNS逆、
IF逆の組み合わせの相性が超自我です。

お互いの憧れ機能がお互いの得意機能に
入っているために最初の段階では、
互いに尊敬しあったり、惹かれあったり
する相性です。

ですが、得意機能から苦手機能までの
意識的に使えると言われている機能は
一つも被っていません。

また、お互いの価値観機能は
お互いのバランス機能に入っていて、
そこで意思疎通を図ろうとしても
物足りません。

ですが、お互いの成長にとっては
重要な相性だと言えます。

お互いのサポート機能がお互いの
盲点機能に入っているので、
お互いにサポート機能を使わざるを
得なくなる関係性だからです。

また、準同等の相性とは違い、
お互いの強い機能(得意機能と価値観機能)が
被っていることもないため、コミュニケーションが
非常に難しいです。

この相性の相手と理解しあい、
尊重し合いオープンでフラットな
コミュニケーションを取れるようになると、
かなりレベルの高いコミュニケーション
能力が身につきます。

コミュニケーションのポイントは、
相互の尊敬と信頼です。

相手の得意機能への憧れを素直に
互いに表現し、盲点機能は相手に任せる。

尊敬と信頼をベースにフラットに
お互いのキャッチした情報や
ジャッジした判断根拠をオープンに
さらけ出せるようになると、お互いに
劇的な成長を遂げられるでしょう。

参考までにESFPとENTPの
心理機能の並び順を載せておきます。

ESFP    ENTP
外向的感覚 外向的直観 得意
内向的感情 内向的思考 サポート
外向的思考 外向的感情 バランス
内向的直観 内向的感覚 苦手
外向的直観 外向的感覚 憧れ
内向的思考 内向的感情 盲点
外向的感情 外向的思考 価値観
内向的感覚 内向的直観 いざという時

6 活発化

活発化の相性になる組み合わせは、
以下の通りです。
 
ESTJ×ENFP、ENTJ×ESFP、
ESFJ×ENTP、ENFJ×ESTP、
INFJ×ISTP、ISFJ×INTP、
INTJ×ISFP、ISTJ×INFP

という感じで、アルファベットの
最初の文字以外が全て入れ替わっている
性格タイプの組み合わせが活発化の
相性になります。

自分の得意機能と相手の
バランス機能が入れ替わっています。

なので、お互いが得意機能と
バランス機能を通じてスムーズに
コミュニケーションを取りやすい相手です。

ただ、お互いのサポート機能が
お互いの苦手機能に入っているため、
得意機能とサポート機能が連動して
働き互いのの最も長所となる
パフォーマンスが発揮されている
時は嫌悪感を抱くという複雑な
相性です。

お互いの得意機能はリスペクト
しあえますが、お互いのサポート機能は
嫌悪し合うという歪な心理機能の
配置になっています。

無意識にお互いのサポート機能を
抑制し、得意機能とバランス機能の
ループ(通称1-3ループ)を引き起こし
やすい相性だとも考えられます。
 
外向型同士の活性化の相性の場合は、
どんどん外向ループに嵌まり込み、
内省を忘れ、問題が増えていくでしょう。

内向型同士の活性化の相性の場合は、
どんどん内向ループに嵌まり込み、
可能性や成長、新たな展開が
生まれにくくなっていきます。

この相性の相手を自己の成長の
ために活かすには、相手の得意機能の
使い方を参考に自己のバランス機能を
育てること。

そして、相手のサポート機能の
価値を認め、その分野は尊敬と
信頼をベースに任せることです。

また、相手の苦手機能の極端さを
観察し、人の振り見て我が振りなおせの
精神で自己のサポート機能の使い方を
改めていくと良いでしょう。

一言でまとめると、互いに1-3ループ
状態なら居心地もよく盛り上がる相性。

1-3ループを活性化するといえます。

サポート機能を発揮して長所をフルに
活用し始めたら嫌悪感が生じる相性です。

参考までにISTJとINFPの
心理機能の並び順を載せておきます。

ISTJ    INFP
内向的感覚 内向的感情 得意
外向的思考 外向的直観 サポート
内向的感情 内向的感覚 バランス
外向的直観 外向的思考 苦手
内向的直観 内向的思考 憧れ
外向的感情 外向的感覚 盲点
内向的思考 内向的直観 価値観
外向的感覚 外向的感情 いざという時

7 意見交換

意見交換の相性になる組み合わせは、
以下の通りです。

ESTJ×ISTJ、ENTJ×INTJ、
ESFJ×ISFJ、ENFJ×INFJ、
ESTP×ISTP、ENTP×INTP、
ESFP×ISFP、ENFP×INFP

という感じで、アルファベットの
最初の文字が入れ替わっている
性格タイプが意見交換の相性になります。

心理機能を見るとお互いの得意機能と
サポート機能が入れ替わっています。

また、バランス機能と苦手機能も
入れ替わっているという関係性に
なります。

なので、基本的にコミュニケーションが
取りやすく、お互いの長所を認めやすい
関係です。

お互いの得意機能がお互いの
サポート機能を刺激し合うため、
パフォーマンスを引き出しやすい
状態になります。

一方で、苦手な分野もお互いに
似通っているので、2人だけだと
視野が狭くなりがちです。

なので、結果として偏った判断に
陥ることも多くなることでしょう。

この相性の人とのコミュニケーションを
自己の成長につなげるためには、相手の
得意機能に着目して、積極的に使い方を
学ぶと良いです。

また、相手のパフォーマンスを引き出す
ためには、自分の得意機能の観点から
アドバイスをしてあげると良いでしょう。

ただ、偏ったキャッチとジャッジに
陥りがちなので、二人だけの世界で
完結させないように視野を広く持ち、
様々な性格タイプの人と接し、キャッチや
ジャッジの枠を広げていくことが大切です。

参考までにENFPとINFPの
心理機能の並び順を載せておきます。

ENFP    INFP
外向的直観 内向的感情 得意
内向的感情 外向的直観 サポート
外向的思考 内向的感覚 バランス
内向的感覚 外向的思考 苦手
外向的感覚 内向的思考 憧れ
内向的思考 外向的感覚 盲点
外向的感情 内向的直観 価値観
内向的直観 外向的感情 いざという時

8 鏡像

鏡像関係になる相性の組み合わせは、
以下の通りです。

ESTJ×ISTP、ENFP×INFJ、
ENTJ×INTP、ESFP×ISFJ、
ESFJ×ISFP、ENTP×INTJ、
ENFJ×INFP、ESTP×ISTJ

という感じで、アルファベットの
1文字目、4文字目が反対の
組み合わせが鏡像の相性になります。

心理機能を見ると、全ての心理機能で
思考、感情、感覚、直観の順序は
変わらず、外向性と内向性のみが
反転している関係です。

また、お互いの価値観機能が
お互いのサポート機能に入っているので、
ナチュラルに、自然体で接して、
お互いのパフォーマンスを引き出せる
関係性です。
 
思考、感情、感覚、直観の並び順が
同じなので、意思疎通もスムーズに
なります。
 
お互いの違う部分を理解しあい、
尊重し合うように意識できれば、
発展性もあり、パフォーマンスも
引き出せるという間柄になります。

ただし、苦手な機能や弱い機能も
似ているので、2人だけの世界に
入り込むと社会との調和がうまく
行かなくなる可能性があります。

視野を広げ多くの人の考えや
感情、直観や感覚について
受け入れ枠を広げていく努力が
必要です。

参考までにESTJとISTPの
心理機能の並び順を載せておきます。

ESTJ    ISTP
外向的思考 内向的思考 得意
内向的感覚 外向的感覚 サポート
外向的直観 内向的直観 バランス
内向的感情 外向的感情 苦手
外向的感情 内向的感情 憧れ
内向的直観 外向的直観 盲点
外向的感覚 内向的感覚 価値観
内向的思考 外向的思考 いざという時

9 リラックス

リラックスの相性になる組み合わせは、
以下の通りです。

自分 リラックス
ISFJ→ENFJ
ISTJ→ENTJ
INFJ→ESFJ
INTJ→ESTJ

ISFP→ESTP
ISTP→ESFP
INFP→ENTP
INTP→ENFP

ESFJ→ISTJ
ESTJ→ISFJ
ENFJ→INTJ
ENTJ→INFJ

ESFP→INFP
ESTP→INTP
ENFP→ISFP
ENTP→ISTP

心理機能を見るとお互いに、
強く働く機能で共通しているのは
外向方の得意機能と内向型の
サポート機能だけです。

なので、表面的には楽しみを
共有しやすい相手です。

が、外向型の盲点機能が内向型の
得意機能にあたるため、外向型から
みると、「ちょっと何言ってるのか
良く分からない」となりがちです。

逆に内向方から見ると、「なんで、
こんなに簡単なことも分からないん
だろう」と感じ、コミュニケーションが
深まっていくとお互いに対する理解が
難しくなってきます。

そして、内向型の苦手機能が外向型の
価値観機能に入っているため、一緒にいて
楽しいけどいらっとするという感覚に
陥りやすいです。

また、外向型の苦手機能が内向型の
バランス機能に入っているため、
内向型が1-3ループ傾向になると、
外向型にとってもイラッとする
相手になります。

この相手とのコミュニケーションを
自己の成長につなげるためには、
外向型はサポート機能を意識し、
INTJ型の憧れ機能の話題や
活動を共有すると良いです。

するとサポート機能がうまく働き、
内外のバランスも取れコミュニケーションも
円滑になります。

内向型の場合は外向型の得意機能と
サポート機能に意識的に注目を
おくと、サポート機能の使い方も
学べますし、相手の得意とする分野、
領域、能力を素直に尊敬できるでしょう。

自分が内向型か外向型でアプローチが
変わるのがポイントです。

参考までにENTPとINFPの
心理機能の並び順を載せておきます。

ENTP    INFP
外向的直観 内向的感情 得意
内向的思考 外向的直観 サポート
外向的感情 内向的感覚 バランス
内向的感覚 外向的思考 苦手
外向的感覚 内向的思考 憧れ
内向的感情 外向的感覚 盲点
外向的思考 内向的直観 価値観
内向的直観 外向的感情 いざという時

10 監督と選手

監督と選手の相性になる組み合わせは、
以下の通りです。

監督 選手
INFP×ESFJ
ESFJ×ISTP
ISTP×ENTJ
ENTJ×INFP

INTJ×ENFP
ENFP×ISFJ
ISFJ×ESTP
ESTP×INTJ

ENTP×ISTJ
ISTJ×ESFP
ESFP×INFJ
INFJ×ENTP

ENFJ×INTP
INTP×ESTJ
ESTJ×ISFP
ISFP×ENFJ

自分がPタイプの場合、
アルファベットの3文字目だけが
共通し、他のアルファベットが全部
違うタイプが選手の相性の相手になります。

また、アルファベットの2文字目だけが
共通し、他のアルファベットが全部違う
タイプが監督の相性の相手になります。

自分がJタイプの場合は、アルファベットの
2文字目だけが共通し、他のアルファベットが
全部違うタイプが選手の相性の相手になります。

また、アルファベットの3文字目だけが
共通し、他のアルファベットが全部違う
タイプが監督の相性の相手になります。

この相性は自分が外向型なのか、
内向型なのかによって現れ方が
変わってきます。

外向型が監督の場合は、自分の
得意機能が選手の苦手機能に
入っていて、「どうして、こんな
ことも分からないのか」という
物足りなさを感じ、ついつい
ダメ出しをしてしまいたくなります。

ですが、相手のサポート機能が自分の
価値観機能に入っているため、自然な
態度で接すると相手が得意機能と
サポート機能にフォーカスしやすく
なるため、相手のパフォーマンスが
上がります。

なので、なかなか「見所があるな」と
感じ、どんどん助言やダメ出しをしたく
なるのですが、多くの場合相手の苦手機能に
対するアドバイスなので、その助言がうまく
行かず、苛立ちを覚えるようになります。

内向型が選手の場合も同様に、
自分の得意機能が相手の苦手機能、
自分のサポート機能が相手の価値観機能、
自分のバランス機能が相手の盲点機能に
入っているため、自分も相手も一緒にいると
自然とパフォーマンスが上がりますが、
欠点もよく見えるためアドバイスしたく
なりますが、その助言がうまくいかず、
苛立ちを覚えるようになります。

お互いに、パフォーマンスを
発揮させやすいけど、イラッとしやすい
間柄になります。

外向型が選手の立場の場合、
サポート機能が監督のバランス機能、
バランス機能が監督のサポート機能に
なります。

なので、コミュニケーションを
していく中で、自然とお互いの
バランス機能とサポート機能が
整いやすくなります。

なので、パフォーマンスを高めたり、
人間としての成熟度を高めるために
重要な間柄になります。

ただし、自分の盲点機能が相手の
価値観機能に自分の価値観機能が
相手の盲点機能に入っているため、
コアな部分でコミュニケーションの
すれ違いが多く、そこに
フラストレーションを感じやすく
なります。

内向型が監督の場合も心理機能の
関係性は同様なので、自然と
成長・成熟に役立つ間柄になりますが、
コアな部分のコミュニケーションで
フラストレーションを感じやすくなるでしょう。

監督と選手の相性という名称ですが、
意外と非対称な関係ではなく、
心理機能の関係性的にはお互いに自然と
パフォーマンスを高めあえるけど、
イラッと感が強い相性でもあります。

自分と相手の成長を促すためには、
お互いにお互いの得意機能の価値を
認め尊重し合える間柄を作ることです。

そうすると、互いの人間性が成熟していき、
良き相棒、ビジネスパートナー、親友と
呼べるような関係性に発展していく
ことでしょう。

参考までにENFJ(監督)とINTP(選手)、
INTP(監督)とESTJ(選手)の
心理機能の並び順を載せておきます。

ENFJ(監督)INTP(選手)
外向的感情 内向的思考 得意
内向的直観 外向的直観 サポート
外向的感覚 内向的感覚 バランス
内向的思考 外向的感情 苦手
外向的思考 内向的感情 憧れ
内向的感覚 外向的感覚 盲点
外向的直観 内向的直観 価値観
内向的感情 外向的思考 いざという時

INTP(監督)ESTJ(選手)
内向的思考 外向的思考 得意
外向的直観 内向的感覚 サポート
内向的感覚 外向的直観 バランス
外向的感情 内向的感情 苦手
内向的感情 外向的感情 憧れ
外向的感覚 内向的直観 盲点
内向的直観 外向的感覚 価値観
外向的思考 内向的思考 いざという時

11 先生と生徒

先生と生徒の相性になる組み合わせは、
以下の通りです。

先生 生徒
INFP×INTJ
INTJ×ISTP
ISTP×ISFJ
ISFJ×INFP

INFJ×ISFP
ISFP×ISTJ
ISTJ×INTP
INTP×INFJ

ENFP×ESFJ
ESFJ×ESTP
ESTP×ENTJ
ENTJ×ENFP

ENFJ×ENTP
ENTP×ESTJ
ESTJ×ESFP
ESFP×ENFJ

という感じで、自分がIPタイプか、
EJタイプの場合、アルファベットの
1番目、2番目が共通している
タイプが生徒の相性の相手。

アルファベットの1番目、3番目が
共通しているのが先生の相性の相手になります。

自分がIJタイプかEPタイプの場合は、
アルファベットの1番目、3番目が
共通しているのが生徒の相性の相手。

アルファベットの1番目、2番目が
共通しているのが教師の相性の
相手になります。

先生の得意機能が生徒のバランス機能に
入っているため、生徒にとっては、
バランス機能の使い方の良いお手本と
なります。

また、先生のバランス機能が生徒の
憧れ機能に入っているため、自然と
生徒は教師に好意を持ちやすいです。

また、先生の憧れ機能は生徒の
価値観機能に入っているため、
教師側も生徒に対して好意を
持ちやすいです。

先生の価値観機能が生徒の
得意機能に入っているため、
お互いのことを理解しやすい
間柄だと言えます。

落ち着いてコミュニケーションが
取れる間柄で、お互いに良き理解者に
なりやすいですが、内向型同士、
または外向型同士なので、得意機能と
サポート機能をフルに活用して
パフォーマンスを引き出し合う
関係にはなりにくいです。
 
また、基本的に先生の側が得意機能を
使ってイニシアティブを取る形に
なりやすく、その関係性で固定化
されやすい相性でもあります。

先生側が生徒とのコミュニケーションを
通じて自己成長につなげるためには、
苦手機能に対する嫌悪感を克服する
という意識を持つと良いです。

すると、生徒の側のサポート機能が
伸びていくので、生徒も成長し、
自分も人間としてのキャパが
広がっていきます。
 
苦手機能に対する嫌悪感を克服し、
受け入れられるようになるのは
かなり人間的な成熟が必要なので、
その域に達するのは時間が
かかるかもしれません。

生徒側がこの相性の相手との
コミュニケーションを自己の成長に
つなげるためには、先生の得意機能を見て、
自分のバランス機能の使い方を学ぶことです。

また、先生の苦手機能は極端に
強く出たり弱く出たりするので、
先生の苦手機能の長所や欠点を
見て、自分のサポート機能の成長の
材料にすると良いです。

総合的に見て、生徒は先生から
学ぶことが多い相性で、先生が
生徒から学ぶ段階に入るには
時間がかかる傾向にあります。

参考までにISTP(先生)とISFJ(生徒)、
ENTP(先生)とESTJ(生徒)の
心理機能の並び順を載せておきます。

ISTP(先生)ISFJ(生徒)
内向的思考 内向的感覚 得意      
外向的感覚 外向的感情 サポート    
内向的直観 内向的思考 バランス    
外向的感情 外向的直観 苦手      
内向的感情 内向的直観 憧れ      
外向的直観 外向的思考 盲点
内向的感覚 内向的感情 価値観     
外向的思考 外向的感覚 いざという時

ENTP(先生)ESTJ(生徒)
外向的直観 外向的思考 得意
内向的思考 内向的感覚 サポート
外向的感情 外向的直観 バランス
内向的感覚 内向的感情 苦手
外向的感覚 外向的感情 憧れ
内向的感情 内向的直観 盲点
外向的思考 外向的感覚 価値観
内向的直観 内向的思考 いざという時

12 双対

双対の相性になる組み合わせは、
以下の通りです。

ESTJ×INFJ、ENFP×ISTP、
ENTJ×ISFJ、ESFP×INTP、
ESFJ×INTJ、ENTP×ISFP、
ENFJ×ISTJ、ESTP×INFP

という感じで、アルファベットの
4文字目だけ一緒であとは全部違う
タイプが双対の相性になります。

一般的には双対の相性は単純に
最も相性が良いと捉えれがちです。

が、心理機能の並び順を紐解くと、
そう簡単なものではないと言うことが
分かります。

お互いの得意機能がお互いの
盲点機能、お互いの価値観機能が
お互いの苦手機能に入っています。
 
実は、強く出やすい心理機能に
共通点がなく、コミュニケーションが
難しく、フラストレーションが溜まりやすい
相性なのです。

ですが、お互いの得意機能と
サポート機能が健全に働き
パフォーマンスを発揮する
ようになると関係せいが非常に
良くなります。

盲点機能は相手が得意機能で
補ってくれ、相手のサポート機能は
素直に「すごいなー」とお互いに
認め合えるようになるからです。

お互いに得意機能とサポート機能を
発揮し、得意な分野で力を発揮できる
環境や成長度合いであれば助け合える
非常によい関係性になれます。

内向型の人の内向機能が強く出過ぎた時、
外向型の人の外向機能が強く出過ぎた時は、
嫌悪感に繋がりやすいので、偏りすぎの
シグナルとしても活用できます。

お互いが両向型に近づくにつれて、
非常に良い相性の間柄になります。

お互いの得意、サポート、価値観、
いざという時というパワーの強い
心理機能で8つの心理機能全てを
カバーできるので、二人の力を
合わせることで、最高のパフォーマンスを
引き出し合うことができるようになります。

参考までにENTJとISFJの
心理機能の並び順を載せておきます。

ENTJ    ISFJ
外向的思考 内向的感覚 得意
内向的直観 外向的感情 サポート
外向的感覚 内向的思考 バランス
内向的感情 外向的直観 苦手
外向的感情 内向的直観 憧れ
内向的感覚 外向的思考 盲点
外向的直観 内向的感情 価値観
内向的思考 外向的感覚 いざという時

13 準双対

準双対の相性になる組み合わせは、
以下の通りです。

自分 準双対
ISFJ→ESTJ
ISTJ→ESFJ
INFJ→ENTJ
INTJ→ENFJ

ISFP→ENFP
ISTP→ENTP
INFP→ESFP
INTP→ESTP

ESFJ→INFJ
ESTJ→INTJ
ENFJ→ISFJ
ENTJ→ISTJ

ESFP→ISTP
ESTP→ISFP
ENFP→INTP
ENTP→INFP

心理機能の並び順を紐解くと、
お互いに得意機能とサポート機能が
強く出ても理解し合える間柄に
なっています。

一方で、バランス機能や価値観機能が
強く出ると嫌悪感が発生しやすいという
関係性です。

互いの得意機能をサポート機能を
受け入れ、価値を認めた上で
コミュニケーションが取れるので、
仕事の相性は非常に良いでしょう。

ただし、バランス機能や価値観機能が
強く出た場合には、喧嘩や争いに発展
しやすいため、プライベートな付き合いでは、
摩擦が生じやすいです。

相手と自分の成長を促進させるためには、
まず、相手と自分の得意機能とサポート機能に
集中して使うようにすることです。

その後、長い時間をかけて嫌悪感を
感じやすいお互いのバランス機能や
価値観機能を受け入れ、尊重できる
ようになるとより、成熟した関係性が
構築できるようになります。

参考までにENTPとISTPの
心理機能の並び順を載せておきます。

ENTP    ISTP
外向的直観 内向的思考 得意        
内向的思考 外向的感覚 サポート      
外向的感情 内向的直観 バランス      
内向的感覚 外向的感情 苦手        
外向的感覚 内向的感情 憧れ        
内向的感情 外向的直観 盲点        
外向的思考 内向的感覚 価値観       
内向的直観 外向的思考 いざという時    

14 衝突

衝突の相性になる組み合わせは、
以下の通りです。

ESTJ×INFP、ENFP×ISTJ、
ENTJ×ISFP、ESFP×INTJ、
ESFJ×INTP、ENTP×ISFJ、
ENFJ×ISTP、ESTP×INFJ

4つのアルファベットが全て
違う組み合わせが衝突相性です。

心理機能の並び順を紐解くと、
お互いの得意機能が苦手機能に、
価値観機能が盲点機能に入っている
という関係性です。

お互いに自然体で接していたら、
全く理解し合えない間柄だと言えます。

得意機能が強く出るとお互いに
嫌悪感が生じ、価値観機能が強く出ると、
お互いに何を言ってるのか良くわからない
という状態に陥ります。

円滑なコミュニケーションが
成り立ちにくい関係性だといえます。

互いの成長につなげるためには、
サポート機能とバランス機能に
着目してコミュニケーションを
取ることです。

相手のサポート機能、バランス機能の
良い部分、悪い部分を見て、
向上すべき点や改善すべき点を
自分自身が改めていくと良いでしょう。

ESTJ    INFP
外向的思考 内向的感情 得意
内向的感覚 外向的直観 サポート
外向的直観 内向的感覚 バランス
内向的感情 外向的思考 苦手
外向的感情 内向的思考 憧れ
内向的直観 外向的感覚 盲点
外向的感覚 内向的直観 価値観
内向的思考 外向的感情 いざという時

性格タイプ同士の相性一覧を大公開

上の表が16パターンの性格同士の
相性を表した一覧表です。

著作権なんてけち臭いことは言わないので、
画像を保存して、繰り返し見ることを
お勧めします。

転載やアレンジもご自由にどうぞ。

今回のワーク

それでは、今回のワークです。

①自分の性格タイプから見て、
 どの性格タイプがどの相性に
 当たるかを書き出す。

②過去の人間関係を振り返り、
 相性が良かったと感じる人、
 悪かったと感じる人を書き出す。

③②で書き出した人物がどの性格タイプで
 自分とどんな相性だったか考えてみる。

④③で考えた性格タイプと今後、
 どのようにコミュニケーションを
 とっていきたいかを書き出す。

どんな人からでも学ぶべき点は必ずある
と言うのが私の考え方です。

自分の考えや枠を押し付けるのではなく、

「どうすればお互いの良さを引き出し合い、
 苦手な部分を補い合えるのか」

を考えるのが大切です。

そして、相手の変化を期待するのではなく、
自分から様々なアプローチを試していく
ことが大切ですね。

ではでは。

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