親子で使える心理学実践家のアスモです。
あなたはお子さんにどんな
習い事をさせていますか？
ピアノ、算盤、サッカー、武道、書道、
ダンスなど今時の子供たちはたくさんの
習い事をしていますよね。
実は、性格タイプ別に向いている習い事と
向いていない習い事があるんです。
でも、多くのご家庭では、お姉ちゃんが
やっているからとか、お兄ちゃんが
やっているからとか、友達がやっているから
などの理由で習い事を始めるケースが
多いようです。
他にも、親の理想を子供に押し付ける
かのように、親がやっていた分野や、
やりたかったことを子供にやらせる
というケースもあります。
もちろん、そこで、子供が才能を
発揮してすごく伸びるケースも
あるでしょうし、いくら頑張っても
なかなか上達しないというケースも
あることでしょう。
でも、子供の性格タイプを把握した上で
心理機能を考慮して習い事を選べば、
子供の才能を引き出せる確率は
高くなります。
そこで、今日は子供にどんな習い事を
させようか悩んでいる人へのヒントとして、
性格タイプ別、オススメの習い事を
紹介していきます。
子供の習い事選びの基本的な考え方
ずばり、子供の習い事は得意機能と
サポート機能にフォーカスした方が良いです。
得意機能とサポート機能は生涯を通じて、
その人の強みとして機能します。
小学校入学くらいの段階から、
性格タイプはおおよそ見分けられるように
なってきますので、その時点で得意機能と
サポート機能を活かせるような習い事を
させるとぐんぐんと能力を伸ばしていきます。
また、特定の分野の習い事に
フォーカスさせる方が良い性格タイプと
幅広く様々な分野を経験させる方が良い
性格タイプもいるので、その辺りも
考慮しながら計画すると良いでしょう。
でも、一番大切なのは、子供が主体的に
取り組めるか、楽しく続けられるか
というところになってくるので、
選択肢を提示しながら、子供と
相談して決めていくと良いでしょう。
ESTPとISTPは適性が似ている
ESTPの得意機能は外向的感覚、
サポート機能は内向的思考です。
ISTPの得意機能は内向的思考、
サポート機能は外向的感覚です。
EとIが逆転している性格タイプは
得意機能とサポート機能が逆転しているので、
適性が似通っています。
特に幼少期から20歳くらいまでは、
得意機能とサポート機能がぐんぐんと
伸びていく時期なので、そこに
フォーカスした習い事がオススメです。
外向的感覚はスピード感のあるもの、
変化に富んだもの、多様な経験が
できるもの、フィジカルなコンタクトを
伴うものに適性があります。
内向的思考は、ロジカルで冷静な思考が
養えるもの、分析的な思考が必要なもの、
数字で考えられるものに適性があります。
では、体と心と頭脳という３つの分野別に
オススメの習い事を紹介していきます。
ESTPとISTPの体を育てるオススメの習い事
ESTPもISTPも基本的には、
個人競技に向いています。
大人になるにつれてチームプレイも
上手になっていきますが、本来的には、
個人競技の方が適性が高いです。
なので、体を使う習い事として、
オススメトップ５は以下です。
１位 武道
剣道、柔道、空手道、弓道、合気道など
「道」がつくものは肉体的に強くなる
ばかりじゃなく、精神性も養われるので
良いでしょう。
２位 瞬発系の陸上競技
外向的感覚は持久力よりもその時その時の
瞬発力が秀でた機能なので、陸上競技でも
短距離や跳躍、投擲など、瞬発力を伸ばせる
競技がオススメです。
３位 水泳
水泳でも長距離よりも50mや100m程度の
瞬発的な種目に適性があります。
水泳は全身の筋肉をバランスよく鍛え、
かつ、関節に負担をかけにくい競技なので、
子供の習い事としては非常に良いです。
４位 サッカー
サッカーはチームスポーツですが、
フィジカルなコンタクトも適度にありながら、
個人技も存分に活かせるので良いでしょう。
また、道具を使う系の競技（野球やテニス、
ゴルフ）は、体の片側に負担がかかりやすく、
体のバランスを壊しがちです。
本人に強い熱意があり、そういう競技を
やりたいなら別ですが、そうでない場合は、
なるべく体の左右をバランスよく使える
競技を選ぶ方が将来的なメリットが大きいです。
５位 バスケットボール
バスケットボールもチームスポーツですが、
適度なフィジカルコンタクトがあることと、
個人技を活かせる点でオススメです。
また、体の左右も比較的バランスよく
使える競技なので体の発達にも役に立ちます。
ESTPやISTPは基本的にスポーツ全般を
器用にこなすタイプです。
なので、本人が好きな競技を選ばせるのが
良いですが、この５つは特にオススメです。
ESTPとISTPの心を育てるオススメの習い事
外向的感覚と内向的思考が活かせる
文化的な活動としてオススメなのは、
次の５つです。
１位 ドラム
ESTPとISTPの子供はどちらかと言うと
椅子に座ってじっくり何かをするのは
苦手です。
体を使って活発に動き回るのを好みます。
なので、文化的な習い事を継続するのは、
比較的難しい性格タイプですが、強いて
いうならドラム、ギター、ベースなどの
ロック系の楽器は適性があると考えられます。
ロックはリズムが早めなので、
ドラムやギター、ベースを演奏するのも
スピード感のあるリズムに乗る必要が
あるため、外向的感覚は適性があります。
また、コード進行などの音楽理論も
年齢が上がっていけば十分に理解できる
素養はあるので、どんどんハマっていく
かもしれませんね。
外向的感覚は派手好きな心理機能でも
あるので、少々派手で目立つ方が
モチベーションも上がりやすいです。
２位 ギター
ドラムと同様の理由でオススメです。
３位 ベース
ドラム、ギターと同様の理由でオススメです。
４位 ボーイスカウト
外向的感覚と内向的思考の組み合わせは、
道具の仕組みを理解して活用することにも
適性を発揮します。
ボーイスカウトで様々な道具の
扱いを知り、自然の中でのサバイバル術の
基礎を学ぶのも良いでしょう。
また、フィジカルな活動を通じて
人と人との協力の大切さを
学ぶのも良いです。
５位 書道
じっとしているのはESTPやISTPの
子供にとっては苦痛かもしれませんが、
書道はオススメです。
美しい文字の書き方は論理的ですし、
お手本を見てそれを再現するという
プロセスは外向的感覚と内向的思考を
伸ばしてくれます。
とは言え、基本的に幼少期のESTPや
ISTPは文化的な活動よりも、肉体的な
活動に適性があることを念頭に入れた
上で多様な経験をさせるという目的で
文化的な活動も取り入れるくらいの
スタンスが良いでしょう。
ESTPとISTPの頭を育てるオススメの習い事
外向的感覚と内向的思考を活かせる
頭を使った活動でオススメは以下の５つです。
１位 算盤
外向的感覚が強いタイプは、
スピードを競うのが好きな
傾向にあります。
なので、算盤も習い始めると、
意外と楽しみながら取り組むでしょう。
しかも、学校の算数で楽ができ、
計算の速さを友達に自慢できるので、
外向的感覚が喜びます。
もちろん、論理的な計算思考を
身につけることができるので、
心理機能の発達を考えても様々な
波及効果を生み出すことになります。
２位 プログラミング
プログラミングは論理的な思考を
養うことができます。
また、近年は様々な教材が開発され、
プログラムによって、ロボットや
車などの道具を動かしながら学べる
ようにもなっています。
仕組みを理解し、ロジックで物事を
動かす経験はESTPやISTPの長所を
伸ばしていく上でも非常に良いです。
３位 囲碁・将棋
ゲーム性があり、論理的思考力を
養える囲碁や将棋もオススメです。
外向的感覚が強い性格タイプは
負けず嫌いでもあるので、ゲーム性が
ある習い事の方が燃えます。
４位 科学
近年は、科学実験を通じて
物事の仕組みを教えてくれる
ような教室もあります。
フィジカルに物事を操作して、
何がどう変わるかという仕組みを
体感するのはESTPやISTPにとって、
有意義なことです。
知的好奇心や論理的思考が養えるので、
科学教室もオススメです。
５位 ディベート
論理的な思考回路とスピードが
求められる相手への追求と反論は
外向的感覚と内向的思考のポテンシャルを
存分に引き出してくれます。
また、将来のことを考えても、
ビジネス分野で活躍するなら
ディベート能力は大切です。
ただ、あまりにも口達者になると、
親が困ってしまうので、５位に
しました・・・。
適性としては非常に高いと思います。
ESTPとISTPの習い事を考える上で大切なこと
外向的感覚が強い性格タイプは、
基本的に飽きっぽいので、
「これだ」というものを本人が
見つけるまでは辛抱強く様々な
経験を積ませることが大切です。
将来的には、それぞれの経験を
上手に組み合わせて物理的にシナジーを
発揮するようになるので、
何をさせても無駄ということはありません。
決めつけず、いろいろやらせて、
本人に極めたい分野を見つけさせる
というスタンスが良いでしょう。
まとめ
・ESTPとISTPには外向的感覚と
内向的思考を意識した習い事を
させると良い。
・様々な経験を積ませて、
本人がハマることを見つけ
させると良い。
・一つの習い事が継続できなくても
将来的に無駄にはならない。
ワーク
それでは、今回のワークです。
①ESTPやISTPの有名人がどんな
分野で活躍しているか調べてみる。
②①で調べた有名人が幼少期どんな
生活をしていたかを調べる。
今回のワークは以上です。
自分や自分の子供がESTPや
ISTPじゃないという人もぜひ、
今回のワークをやってみてください。
心理機能に対する理解が深まり、
あなたにとっても将来的に
役立ちますよ。
ではでは。
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