親子で使える心理学実践家のアスモです。
「OTTIの原理原則」に興味を持って、
いただきありがとうございます!
このカテゴリーでは暮らしの中でOTTIを
活用していくために重要となる心構えを
紹介していきます。
OTTIって何?という人はまず、
以下の記事を読んで概要を確認してください。
https://oyakos.com/first/
根本的な心構えが重要!
言うまでもなく、知識やテクニックを
学ぶことは非常に重要です。
ですが、それ以上に大切になってくるのが、
根本的な心構えです。
心理学のテクニックや知識をある
程度学ぶと、人を自分の思う通りに
コントロールすることも不可能ではありません。
ですが、その行為は長い目で見ると、
悪い結果に繋がることが多いです。
上辺だけの知識やテクニックは一時的には
通用しますが、根底に「愛情」がなかれば、
早晩メッキが剥がれ、結局は自分にとっても
相手にとっても良くない結果が生まれがちです。
逆に愛情だけが強く、知識やテクニックが
ゼロであれば、相手を良い方向に導くことは
難しくなります。
もちろん、愛情があるので、人間関係としては
長く続くかもしれませんが、それが双方にとって
有益かというと必ずしもそうではないです。
常に真のwin-winを考えろ!
なので、例えば、OTTIの原理原則の1つに
「常に真のwin-winを考えろ」というものがあります。
世間ではよく、
「100%ギブですよ〜!」
「人を幸せにすれば自分も幸せになれますよ〜!」
というようなキレイゴトを並べ立てる人がいます。
こういうことを言う人には大きく分けて、
2つのパターンがあります。
1つは、フワッとした理想主義者で
利他の精神を追求したいと思っている人です。
そして、もう1つは、表ではキレイゴトを
言うけど、裏では自己利益ばかりを考えている
人です。
どちらもバランスが悪いですし、
ちょっと気持ち悪いです。
前者については、利他の精神がその人の
本質まで落とし込まれて自然な振る舞いで
できているなら良いのですが、普通はどこか
無理をしているので不自然な印象になります。
後者は詐欺師的な怪しい雰囲気になって
しまいますよね。
そういう、内側と外側のねじれというのは、
人は敏感に察知します。
大人なら、社会的なパワーバランスや
ステータスで誤魔化されることもありますが、
子供は大人よりも敏感にその辺りを察知します。
極力、内側と外側のねじれを少なくして、
向き合っていく必要があると思うのです。
なので、他者と向き合い心理学の知識や
テクニックを活用する時は、Win-Winを
考える癖をつけてください。
例えば相手を説得するテクニックを使う時は、
「ゲッヘッヘ、これを使えば、私の思い通りになる。
相手のことなんかどうでもいいぜ。フフフ。」
と思って使うのは気持ち悪いです。
「こういう結果が出れば相手のためになる。
しかも、私にとってもメリットがある
ことなので、Win-Winだな。じゃあ、
こういう方向に説得するためにこの
テクニックと知識を活用しよう。」
という考えに基づいた方が双方にとって
良い結果につながりやすいです。
自分のためだけを思って言動をとり続ければ、
人間関係はいつか破綻しますし、手痛い
しっぺ返しにもあうことでしょう。
相手のためだけを思い、自分を常に犠牲に
していたら「これだけしてあげたのに」という
恨みの感情にもつながってしまいます。
難しいかもしれませんが、常に自分にとっても
相手にとっても良い方向、Win-Winの方向性を
考えて生活してみましょう。
今回のワーク
では、今回のワークです。
①今までの人生を振り返り、100%自分の
利益だけを考えて他者と関わったことが
ないかを考える。ある場合は、具体的な
状況を書き出し、その結果どうなったかを
振り返る。
②今までの人生を振り返り、100%相手の
利益だけを考えて他者と関わったことが
ないかを考える。ある場合は、具体的な
状況を書き出し、その結果どうなったかを
振り返る。
①については、私も若かりし頃に
苦い思い出があります。
夜の飲み屋さんで好みのタイプの女性に
出会い、心理学のテクニックを駆使して、
口説き落としたことがあります。
その時に私には別のパートナーがいました。
でも、夜の飲み屋さんの女性を衝動に
任せて口説いてしまい、一夜を共にし、
親密な関係になってしまったのです。
当然、その後当時のパートナーとも
修羅場になりましたし、夜の飲み屋さんの
女性とも破局しました…。
結局は私にとっても良くない結果に
なりましたし、ましてや夜の飲み屋さんの
女性も当時のパートナーも傷つけることに
なってしまい後味の悪いできごととなって
しまったのです。
②に関しても苦い思い出があります。
当時の職場で若手だった私は、
作業量が多かったり、精神的な負荷が
高かったりする人がやりたがらない仕事を
率先してやっていました。
「その職場の目標を達成する
ためには必要な仕事だ。」
「他にやる人がいないなら私がやるしかない。」
と自分に言い聞かせ、必死に仕事をしました。
ですが、その組織のトップはあまり
そういった目立たない仕事を評価する
タイプの人ではなかったのです。
で、ある時、その組織のトップの人物に
「そろそろ転職した方がいいんじゃないの?」
的なことを飲み会の席で言われたことがあります。
私はその時、恨みまではいきませんでしたが、
悲しみと諦めのような感情を感じました。
と同時に自己犠牲の精神で組織に貢献する
つもりで取り組んでいたのに、「評価」も
求めていた自分に気がついたのです。
なので、それからというもの、自分が
求めるものも認識しながら他者や組織に
貢献するためにはどうすれば良いかを
考えるようになりました。
そうすることで、だんだんと
やりたい仕事をしながら他者からの
評価も得られるようになっていったのです。
(まだまだ成長途上ではありますが。)
という感じで、あなたも思いつくままに
過去の出来事を書き出してみてください。
きっと、これからの人生をより良く
していくための何らかのヒントが
見つかるはずです。
ではでは。
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